サイトのデプロイ
SSGした完成品とWordPressは相性が悪いので、一般的には静的ホスティングサービスに デプロイ(配置) することで公開を行います。
「静的ホスティングサービス」とは?
静的ホスティングサービスは、「HTML、CSS、JSでできたサイトを、タダ同然で公開させてくれる神サービス」のことをいいます。
Next.js上でReactを書き、ビルドしたサイトは静的ホスティングサービスにデプロイすることで公開することができます。
WordPressは公開できない
WordPressはPHPでできているため、静的ホスティングサービスを利用できません。一般的なレンタルサーバーで公開などの作業をすることになります。
静的ホスティングサービスの一覧
- Netlify…最大手です。無料で営利サイトを公開できますが、GitHub組織(Organization)の非公開リポジトリはホスティングできない制約があります。
- Vercel…Next.jsの開発元が運営しています。ただし、無料プランでは商用利用(広告やアフィリエイトを含む)が禁止になっています。
- Cloudflare Pages…1ファイルあたりの容量に制限がありますが、それ以外はほとんど制限がないに等しいホスティングサービスです。
夢中カレッジでは、制約の少なさからCloudflare Pagesを採用しています。
デプロイの方法
「手動でファイルを上げて公開する」というのは、エンジニアらしくありません。もっとスマートに公開しましょう。
GitHubリポジトリとの連携
Cloudflare Pagesを始めとする静的ホスティングサービスは、GitHubリポジトリと連携することができます。これにより、GitHubリポジトリに更新があったら全自動でサイトを更新してくれます。

連携したら、あとはほとんど全自動でサイトの公開をしてくれます。
Node.jsのバージョン指定
Next.jsサイトをデプロイするとき、初期設定だとエラーになります。
エラーを回避するためには、「変数とシークレット」から、以下の値を設定してください。
| 名前 | 値 |
|---|---|
| NODE_VERSION | 20.11.1 |