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脆弱性の監視と対処

背景

WordPressは世界中で広く利用されているCMS(コンテンツ管理システム)ですが、単体で動作させることは珍しく、普通は様々なプラグインを導入して機能を拡張します。

ところが、このプラグインはPHPで書いてあることやプラグイン開発者のセキュリティ対策が不十分であることに起因して、脆弱性が存在することがあります。放置すれば、不正アクセス・データ漏洩・サイト乗っ取りなどの深刻な被害につながる可能性があります。

プラグインの脆弱性の現状

  • 頻繁な脆弱性の発見: WordPress プラグインの脆弱性は、定期的報告が上がります。
  • 多様な脆弱性の種類: SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング(XSS)、ファイルアップロードの脆弱性など、様々な種類の脆弱性が存在します。
  • 攻撃の標的となりやすい: WordPress は広く利用されているため、攻撃者にとって魅力的な標的となりやすく、脆弱性が発見されると迅速に悪用される可能性があります。

CVE とは?

CVE (Common Vulnerabilities and Exposures) は、公開のセキュリティ脆弱性に対して割り当てられる識別子です。 CVEデータベースは、脆弱性の詳細情報(脆弱性の種類、影響範囲、対策など)を提供します。

監視方法

以下の方法で CVE を監視することを推奨します。

  • WordPress の脆弱性情報サイトの購読:
  • CVEデータベースの検索:
    • NIST National Vulnerability Database (NVD): https://nvd.nist.gov/
    • キーワード: "WordPress"、"plugin" など
  • プラグインのアップデート: プラグインのアップデートは、脆弱性が修正されるための重要な手段です。常に最新バージョンにアップデートすることを推奨します。
  • 自動脆弱性スキャンツールの導入: WordPress の脆弱性を自動的にスキャンするツールを導入することも有効です。
プラグインアップデート時の注意

適当に本番環境のプラグインをアップデートすると、互換性の問題によりサイト全体や一部のページの動作が停止することがあります。プラグインのアップデート時は、まずローカル環境で問題がないことを確認してください。